歯科医院における衛生管理

病院は綺麗である事が当たり前のように思われている空間ですが、綺麗な空間を保つためには様々な取り組みが患者さんの目に見えないところで行われています。　 患者さんに安心して治療を受けてもらうために院内感染対策に力を入れていらっしゃる、デンタルクリニックKの渥美克幸先生にお話をうかがいました。

衛生管理はなぜ大切なのですか？

 

まず患者さんを守るという意味、それから患者さん同士の感染や医療従事者を守り、無駄を防ぐという意味で大切です。

 

 

どんなレベルの衛生管理が必要ですか？

 

歯医者に来たら皆さん当たり前のように綺麗だと思われていると思うし、それはお医者さんに行かれたときも同じように綺麗だと思われてると思います。

 

大きな病院であっても一般の診療所、一般の歯科診療所であってもどこでも同じ綺麗さを求められます。

 

マンパワーや機材の能力が足らないとなってくるとどうしても衛生管理が疎かになってしまうという残念な結果が生まれてしまう可能性も考えられると思っています。

 

 

洗浄・滅菌の手順について教えてください。

 

 

たんぱく質や血液など表面に付いている汚れを綺麗にし、その後に本洗浄を行い、消毒レベルで済むものに関しては薬液を使って表面に付いている微生物を全て無くしていきます。

 

細菌がいないというレベルが求められる場合には、例えば蒸気を用いた滅菌器具を用いて細菌をなくしていくプロセスを行い、保管をして、また使い終わったら洗浄を行っていくという工程を行い、器具を繰り返し使えるようにサイクルを組んで仕事を行っています。