歯科における、再生医療

インプラント
再生医療
近年医療で適用されるようになった再生医療。新しい治療の可能性に期待が高まる一方、リスクを伴う部分も多く、安全面への配慮も必要です。歯科の分野でも、再生医療を活用した治療方法が日々模索されています。具体的にはどんな症状にどのような再生医療を用いるのでしょうか? 医療法人社団木津歯科、オーラル&マキシロフェイシャルケアクリニック横浜の理事長・総院長、木津康博先生に、お話を伺いました。

再生医療は、歯科の分野でどのように使われていますか?

 

 

2014年に新しい法律で「再生医療法案」というのが始まりました。

 

その中で第三種再生医療というのがございまして、採血だけで「血しょう・血清」という新しい再生医療を応用できるわけです。

 

例えば歯周病が酷い、歯を失ってインプラント治療になるといった難しい症例に対して、患者さんは骨を移植せず、血液だけでいい、つまり少量の何かを採取するだけで済みます。

 

なるべく患者さんが楽に、というところで再生医療は現在進められています。

 

「1種」「2種」「3種」はどのように違うのですか?

 

 

現在再生医療は1種、2種、3種と3種類あります。第1種というのはまだまだ研究が必要です。第2種に関しては、リスクはありますが、現在人体に臨床応用出来ているというものです。

 

例えば幹細胞治療などは第2種に分類されています。歯科は現在第3種となっています。

 

自分の血液を採取して、その中の血小板を移植する。これに関してはリスクが非常に少ない。

 

ただその第3種再生医療というのはどこでもできるわけではなくて、認定施設でしかできませんので、その辺は十分に気を付けなくてはいけないところだと思います。

 

今後、どのように発展していくと思いますか?

 

 

自身の脂肪の中の幹細胞を抽出して組織の再生に用いる。近い将来しっかりと第2種再生医療が認定されてくれば、歯周病、それからインプラント治療、そういったものに対して、幹細胞を用いる臨床応用、

 

つまり患者さんに提供できる医療になると考えております。