噛み合わせが悪いから必ず顎に症状が出る、顎が悪いから噛み合わせが悪いなど、その辺の因果関係が立証されているというわけではありません。
しかし、やはり良い噛み合わせを作るということによって、結果的に顎の関節をよくしていくことが大切ではないかと思っています。
大事なことは接触です。上の歯と下の歯があって、接触状態としてできるだけきっちり全体的に当たっている噛み合わせというのは、やはり状態を保護するという意味では非常に良いかとは思います。
けれども、ただ接触しているというだけではなくて、歯をこすり合わせた時に引っ掛かりがないという状況を作ってあげるということが、非常に重要ではないかと思います。
極力、定期的に歯科に受診していただくということが非常に重要ではないかと思います。
スムーズな顎の動きをする上で、顎の運動を測定するということが非常に重要になってきます。顎運動というのは、下顎の動きを測定して正常な状況と異常な状況を比較していきます。
ご本人の状況がもし異常な状況であれば、何が原因でそうなっているのかを考えさせていただいて、それがもし歯の状況ということであれば、その歯に対して対応させていただく。これが顎運動測定の重要性ということになります。