日本の歯科医について

その他
歯科について学ぶ場は日本だけではありません。医療法人社団歯周会 西堀歯科の院長、西堀雅一 先生は、歯科の勉強のためアメリカへ留学された経験があります。アメリカでの経験を通じて、 海外の歯科治療の素晴らしさや、日本だからこそのメリットを感じたそうです。また、患者さん との信頼関係を築くために歯科医のあるべき姿についてなど、西堀先生にお話を伺いました。

 

留学を通じて、日本の歯科に感じたことは?

 

 

23年前、アメリカから日本に帰国したばかりの頃、患者さんから見ると「この人何をするのかな」、あるいは「高いお金がかかるんじゃないかな」と、そうした不安感を持って見られることが多かったような気がします。

それでも開業を続けてきて、患者さんとの信頼関係ができるとそれが消えていきました。

それは、我々歯医者が治療よりも予防に目を向けるようになったことで、みなさんに信頼していただけるに歯科医になれたからではないかと思います。

 

 

日本ならではのメリットはありますか?

 

 

アメリカも、素晴らしい先進的な治療やきちっとした治療もたくさんありますが、どうしても費用を負担できない患者さんは、抜歯をせざるを得ない場面も多々ありました。

そういった意味では、健康保険制度がある日本のほうが多くの患者さんにメリットがあると思います。

 

 

歯科医・専門医の目指すべき姿は?

 

 

かなり専門医制度が日本では良くなったんじゃないかと思います。

私自身も、根管治療や口腔外科の先生のところに紹介に出すこともずいぶん増えました。

患者さんにも喜んでいただいています。

ですから、専門性の高さは十分理解しつつも、その全体をコーディネートしていく、そういう歯科医が必要とされるのではないかと思います。

 

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