通常、最終補綴物*1が入った後に歯内療法を行っている場合が多くて、その際痛みを生じる場合があります。
大抵の場合は、根尖病巣、根の先にトラブルを抱えることが多いんですが、多くの場合は、審美性の高い補綴物を被せたにも関わらず、一度外して一から治療しなければならないということが起こってきます。
このナメタメソッドは、その根尖切除術を行うことなく、尚且つ外科的なダメージが少なく、尚且つ成功率も高く、補綴物を外さずにレーザーを使うことによって、根尖病巣を治すという方法です。
*1…補綴物(ほてつぶつ):治療箇所を補う人工物
炎症が強い場合には、やはり痛みが出ることもあります。
したがって、炎症が起きてる間は抗生剤を投与して、炎症が収まったその2~3日後に麻酔科で根尖部分に0.3㎜程度の針のような穴を開け、その部分からレーザーのファイバーを感染を起こしている根の部分にダイレクトに当てて、細菌を完全に死滅させるという方法です。
根尖切除術というのは、どうしても傷が大きくなる、あるいは再発するというケースも多いというのが現状と思います。
ナメタメソッドは、外科的侵襲が少なく、根尖切除術に比べて根の先を切らないことで、患者さんが本来持っている根の長さを維持することができます。
ですから、入っている補綴物がグラグラしたり、壊れてしまうというリスクを大幅に減らすことができると思います。