インプラントにおけるケアの大切さ

歯周病
インプラント
天然歯の代わりとして治療で使用されるインプラント。人工歯だから虫歯や病気は心配しなくていい! …というわけではありません。天然歯だけでなくインプラントもしっかりケアしておかないと、思わぬ病気を招いてしまいます。今回は、サンスター歯科の所長、鈴木秀典先生にお話を伺いました。

インプラントはどのくらいもつのか?

 

 

インプラントがどのくらいもつかについては、私たちはインプラント生存率という表現で説明しています。

 

平均何年もつというのが説明しにくい治療法ですので、ある一定の期間、例えば5年、10年とう節目でどれくらいのパーセンテージで機能しているかを評価します。

 

この表現だと、現在のインプラントの10年生存率は94%と言われています。

 

 

インプラント周囲炎とは何ですか?

 

 

歯周病という病気はご存知だと思いますが、インプラントの周りにも歯周病が発症します。

 

いろんな原因があるんですが、一番の原因はプラークコントロール(細菌の量の抑制)ができていないこと。

 

インプラントの周りの歯磨きが不十分だと細菌感染が起こります。

 

それによってインプラント周囲の骨が溶けていってしまうというのが、インプラント周囲炎という病気です。

 

 

インプラントのケアで大切なことは?

 

 

基本的には毎日の歯磨きです。

 

私たちはホームケアと呼んでいます。

 

それだけではなくてプロフェッショナルケア、つまり歯医者さんに行っていただいて、歯医者さんや歯科衛生士さんの専門のクリーニングを受けていただく。

 

その両方で、インプラント周囲のプラークコントロールしていただくことが大切です。

 

 

ホームケアではどのような道具を使用すれば良いか?

 

 

みなさん歯ブラシはお使いだと思いますが、インプラントは天然の歯よりも歯磨きに少し工夫が必要です。

 

そのために補助清掃道具を使います。

 

歯間ブラシやデンタルブラシ、あとはタフトブラシというポイント磨きをする歯ブラシがあるんですが、これらを上手に使っていただいてプラークコントロールをしていただければいいかなと思います。

 

本サイトの利用にあたっては、当社の定める利用規約が適用されます。利用規約はこちらからご確認ください。