抜歯直後のインプラント装着は危険?

インプラント
失ってしまった歯の代わりとして活躍するインプラント。歯を失った方にとっては、少しでも早く取り入れたいと思うのではないでしょうか? しかし、抜歯直後ではそれが難しいことも。そこで、医療法人健匠会赤野歯科クリニックの院長、赤野弘明先生に、抜歯直後のインプラント装着についてお話を伺いました。

抜歯後、すぐにインプラントを入れてもらいたいのですが…

 

 

早く歯が欲しいというのは非常に大事なことだと思いますが、それは状況によってできる場合とできない場合があります。

 

やはりきっちり治療していく上で、まず専門家の意見を聞きながらご自身で納得された手順で治療を進めていただきたいと思います。

 

 

抜歯直後にインプラントを入れられないのは、どんな場合でしょうか?

 

 

まず一つは、腫れている、炎症があるという状態ですね。

 

その状態では感染を起こしている可能性がありますし、そういうものを取っておかないといけない。

 

感染があるところにすぐインプラントを入れるというのは危険です。

 

インプラントも感染する恐れがあるからです。

 

また、インプラントを支えているのは骨なので、骨があるかどうかということが非常に大きなポイントになるかと思います。

 

 

歯の骨が無ければ、インプラントは諦めるしかないのでしょうか?

 

 

もちろん、骨が無いからインプラントができないというわけではありません。

 

骨を作る材料、いわゆる移植材と呼ばれるものや、それを作るのに必要な材料を使いながら、先生方がインプラントを入れるタイミングを検討します。

 

抜歯をしてすぐ入れようか、あるいはもうちょっと待ってから入れようか、またはもうちょっときれいに仕上げたいので骨を作ってから入れようか、ということを検討するようにしています。

 

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