早く歯が欲しいというのは非常に大事なことだと思いますが、それは状況によってできる場合とできない場合があります。
やはりきっちり治療していく上で、まず専門家の意見を聞きながらご自身で納得された手順で治療を進めていただきたいと思います。
まず一つは、腫れている、炎症があるという状態ですね。
その状態では感染を起こしている可能性がありますし、そういうものを取っておかないといけない。
感染があるところにすぐインプラントを入れるというのは危険です。
インプラントも感染する恐れがあるからです。
また、インプラントを支えているのは骨なので、骨があるかどうかということが非常に大きなポイントになるかと思います。
もちろん、骨が無いからインプラントができないというわけではありません。
骨を作る材料、いわゆる移植材と呼ばれるものや、それを作るのに必要な材料を使いながら、先生方がインプラントを入れるタイミングを検討します。
抜歯をしてすぐ入れようか、あるいはもうちょっと待ってから入れようか、またはもうちょっときれいに仕上げたいので骨を作ってから入れようか、ということを検討するようにしています。