歯肉の再生治療

その他
歯肉に問題がある場合、放っておくと知覚過敏などの原因になってしまいます。最近の治療として注目されている軟組織移植術では、歯肉の再生治療が可能だそうです。池田歯科医院の池田康男先生にお話を伺いました。

軟組織移植術とは?

 

 

軟組織移植術とは最近非常に注目されている治療法の一つでして、歯肉の形に問題がある場合、例えば歯根の露出や歯茎が下がってしまって歯根が露出している場合、こういった場合は審美的にも良くないですし、知覚過敏の原因にもなります。

 

そこで、その根っこを覆うように軟組織を移植して歯根を覆って、元々あった歯肉の高さまで持ち上げる、という術式になります。

 

 

どのような治療法なのですか?

 

 

軟組織の移植ですので、まず組織を取ってこなければなりません。

 

どこから取るのか?ということを患者さんにもよく質問されますが、上顎からとってきます。

 

とった後の上顎が気になるかと思いますが、大体2ヶ月くらいで元通りになります。

 

 

エムドゲイン(EMD)にはどんな効果があるのですか?

 

 

エムドゲインというのは、もしかしたら皆さん聞いたことがあるかもしれないですが、歯周組織の再生療法に使用する薬剤になります。

 

最近では再生させるだけではなくて、傷口をよりはやく治すという効果も知られるようになっています。

 

軟組織を移植する時にエムドゲインを併用するとより早く治るので、軟組織をとったところの傷口もはやく治りやくすなりますし、移植した組織も生着しやすいという利点があります。

 

最近ではエムドゲインが併用された処置が海外でも多くされているようです。

 

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