インプラントと義歯について

失った歯を取り戻すには、インプラントと義歯という選択肢があります。それぞれお口にとって、どんなメリットや注意点があるのでしょうか？ そこで、のじま歯科医院の野嶋昌彦先生に、インプラントと義歯のメリットについてお話を伺いました。

インプラントを選ぶメリットは？

 

 

インプラントは、装着に成功すれば天然歯がよみがえったように、第三の歯と考えてよいと思います。

 

ただ装着に成功するためには、患者さんの健康状態が良くなければなりません。

 

骨の状態、骨の幅、骨の厚み。

 

それらが良い状態でないと、やはりしっかりとした結合は得られないということになります。

 

ですから、適応を考えなければならないということになります。

 

 

義歯を選ぶメリットは？

 

 

状態が良くない歯があっても、修理・改善して徐々に移行型にできますし、インプラントに比べてお口の中の対応がしやすいという面もあります。

 

違和感のない義歯というものもありますので、10～30年先を読んだ設計を歯科医師にゆだねて聞いてみる、ということが大切ではないかと思います。

 

 

どのようなケアが必要ですか？

 

 

やはり義歯を入れることによって異物が入りますので、お口の中が汚れる、磨きにくいところが出てきます。

 

ですので、歯ブラシがもちろん大事になってきます。

 

治療が終わったから20～30年歯が変化しないかというとそうではなくて、少しずつ病態というのは進行していきます。

 

そこはかかりつけ医のもとで定期チェックを受けながら、セルフケアも行うことが大事になってくるかと思います。