李　栄柱 先生

専門領域におけるお取り組み

日本国内の食道癌手術件数は年間5500例前後ですが、食道癌の手術経験数は1000例以上である。当科では頚部食道癌手術から胸部食道癌に対する開胸開腹手術以外にも、1995年から手術侵襲の軽減を目標に胸部食道癌に対する胸腔鏡手術を日本トップクラスの700例以上に行なっています。胸腔鏡手術では、体壁破壊軽減により呼吸機能を温存できること、鏡視下手術のメリットである拡大視効果によって微細解剖に沿ったより精緻な手術が可能になるとなどを先駆けとして報告してきました。当科の食道癌に対する胸腔鏡手術の見学は国内外250施設以上となっています。2016年からは胸腔鏡・腹腔鏡手術時に神経刺激装置を用いた術後反回神経麻痺（声かすれ）の軽減も実践しています。

略歴

• 1992年6月～1994年3月　　　大阪市立大学　医学部　旧第2外科　入局
• 　　　　　　　　　　　　　　 大阪市立大学医学部附属病院研修医
• 1994年4月〜2005年3月　　　関連病院勤務および大阪市立大学医学部臨床研究医
• 2005年4月～2006年3月　　　大阪市立大学医学部　病院講師
• 2006年4月～現在　　　　　　 大阪市立大学大学院　消化器外科学　講師

所属学会・資格・役職など

• 日本食道学会評議員
• 日本内視鏡外科学会評議員
• 日本気管食道科学会評議員
• 日本外科学会専門医、指導医
• 日本消化器外科専門医、指導医
• 日本食道学会　食道外科認定医、専門医
• 日本内視鏡外科学会技術認定取得（食道悪性領域）
• 日本消化器内視鏡学会専門医、指導医
• 日本消化器病学会専門医
• 日本気管食道科学会専門医
• 日本消化管学会認定医
• 日本がん治療認定医機構暫定教育医，認定医

受賞・著書・論文など

• 【著書】
• 消化器外科　新/アトラスで学ぶ達人の手術　2016年4月臨時増刊号　ヘルス出版　など

セミナー

• 第29回、第34回、第36回、第39回日本食道内視鏡外科研究会など