治療成功を左右する歯根の状態

歯内療法(根の治療)
普段は見ることのない歯の根っこ。神経や血管などが通っているこの部分を治療する根管治 療は、根の状態によってその難しさが変わってくるといいます。治療が成功するためのポイ ントや難易度の判断はどのようにして行っているのでしょうか? 川勝歯科医院の副院長、 田中利典先生にお話を伺いました。
出演医師 歯内療法(根の治療)

田中 利典 先生

川勝歯科医院

根管治療の成功率を左右するものとは?

 

 

初めての根の治療なのか、それとも一度根の治療が済んでいるのに対して、もう一度やり直しの治療をするのか。

 

これで極端に治療の成功率は変わってきます。

 

結果的に、やり直しの治療を繰り返せば繰り返すほど、治療の成功率が下がってくるということがわかっています。

 

根の治療が難しいのは、どんな場合ですか?

 

 

基本的には、歯科医は歯の中を器具と薬液で綺麗にするわけですけれども、例えば歯の横に穴が空いてしまっていたり、形が大きく変わってしまって違う方向に根の治療が進んでいる

 

などの症例になると、治療の成功率というのは大きく下がっていきます。

 

繰り返しの治療というのは、余計に歯の中を痛めることになりますので、できるだけ初回でしっかりとした治療を受けていただくことが大切です。

 

根管治療の難易度に、基準はありますか?

 

 

症例評価用紙といって、症例に応じて治療の難易度が示された用紙があります。そういうものを使って、客観的に患者さんにはお話しするようにしています。

 

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