例えば、骨が痩せてしまっているとか、あとは上顎洞といって、顔の骨の中にある空洞の一部なんですが、そこの部分が接近していて骨が少ないケースなどは、治療がより難しくなってくると考えられます。
実際にインプラントのポジションが決まったとして、そこがどれだけ難しい骨の状態なのか、軟組織の状態なのかを、最初にしっかりと審査診断を行います。
そして、その骨の量が足りないと判断した場合に、GBRと呼ばれる骨を増大する処置方法を行います。また軟組織に関しても、筋肉をそこに移植したりします。
そういったものを駆使しながら、最終的に審美的なものも仕上げていくということになります。
将来的に、できる限りやり返しの少ない環境、または万が一やり返しになったとしてもリアクセスしやすい環境(治療のやり直しがやりやすい環境)というのを提示するようにしています。
もちろんそれだけの処置を行っていくとなると、患者さんの治療期間も伸びたり大変になることもあるかと思うんですが、そういった情報を提供して選択をしていただく。そういったことを当クリニックでは心掛けております。