ひとつはきちっと治療すること。もうひとつは、その治療した歯をしっかりセルフケアすること。
この2つです。そのために必要なのは、治療の点ではしっかりとした能力というのが重要で、セルフケアはやはり適した歯科衛生士にきちっと診てもらうことです。
私たちのクリニックでは、衛生士のマイクロスコープを使って、見えないところがないようにしているんです。細かいところまで適切にブラッシングできる、という状態を作るということですね。
もうひとつは、患者さんがどのくらいやる気があるか。やる気がないと、いくら適切なブラッシングを指導しても、それは全く無意味になってしまいますよね。ですからこちら側も、それを見抜かないといけないんです。
大事なことは、問題をそれ以上増やさないことです。5つ問題があってもそれ以上増やさなければ、ゆっくり解決していくといつかは問題はなくなりますから。
ですので、新しい問題を作らないで過ごせるような取り組みを、やはり歯科医院とともにしていってもらうこと。それが一番大事です。