放置は危険! 顎関節症

顎関節症
普段の生活の中で、顎の関節から音がする、ということはありませんか? ただ関節が 鳴っているだけ…とそのままにしておくのは、実は危険行為。もしかしたら、顎関節症 かもしれません。今回は内田歯科医院の院長、内田剛也先生に、顎関節症についてお話 を伺いました。

顎関節症になると、どのような症状が起きますか?

 

 

顎関節症になってしまうと、人体のずれが起こるために顎自体がずれてしまうんです。

関節がずれた状態が長く続いていると、ずれたところで歯が当たりますので、歯が削れてきたり、あるいは歯がぐらついたり、歯が痛いというようなことも起こるでしょう。

あるいは筋肉のほうも疲労して、首や肩が痛いというようなことが起こることもあると思います。

 

 

補綴(ほてつ)治療が必要な場合もあるのでしょうか?

 

 

すぐ歯を削って被せるという概念ではなくて、まず顎の関節の位置を補正します。

それによって生じたかみ合わせの不調和を、歯を被せることでちゃんと噛み合わせられるようにするのが、顎関節治療の補綴治療となります。

 

 

顎関節症が疑われる場合、どうすればいいですか?

 

 

多くの場合、関節雑音、クリック音というものが存在します。簡単に言いますと、開け閉めしたときに顎がパキ、ポキという音を示すような状態です。

顎関節症の方は、音がした側で習慣的に物を噛んでしまう傾向が強いようです。

習慣的に噛んでいる側で歯が削れたり、歯がぐらついたり、最悪の場合には歯が割れたりという危険性があります。

ですので、パキ、ポキという音がしたら、「なんとなく噛めるからそのままにしてました」ではなくて、できるだけ早い段階で受診してください。

早い段階で顎関節症の治療を行えば、あまり大掛かりな処置になることはないです。

 

 

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