口の中に潜む「口腔がん」

口腔外科
口の中にもがんができることをご存知でしょうか? 「口腔がん」は、実は患者数が年々増え続けており、死亡者数もそれに比例している状況です。しかし、日頃の生活習慣の見直しやセルフチェックで早期発見、早期治療が望めます。今回は、東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座の柴原孝彦先生に、口腔がんについてのお話を伺いました。

口腔がんは増えているのですか?

口腔がんと子宮頸癌の患者さんの数はよく比較され、どちらも同じような罹患率、死亡率と言われてきました。

 

ところが、子宮頸がんは健康診断が普及したりワクチンが出てきたことにより、がんへの認知が広まって年々死亡者数に歯止めがかかっています。

 

それに対して口腔がんは増加し続けている、というのが現状です。

 

なぜ、口腔がんができるのですか?

歯並びが悪かったり、歯が傾いていたり、虫歯を放置していたりすると、慢性的な刺激になって傷ができます。

 

それが5年、10年と同じ場所にいつも傷があると、がん化することがあるので、慢性的な刺激は良くないです。

 

あとは、お酒・タバコ・偏食があるなどの生活習慣の乱れも要注意です。

 

そしてもう一つは、ウイルスによる問題が挙げられています。

 

口腔がんは、自分で発見できますか?

自分で口腔がんを見つけるには3つのポイントがあります。

 

まずは口腔粘膜の色が赤くなったり白くなったりしていないか気をつけましょう。

それから歯肉の形が、出っ張ったり凹んだりしていないか。

そして、もう一つは周囲の硬さです。

 

口腔がんは、胃がんや食道がんと違ってご自身が目で見て手で直接確認ができますので、早期発見をすれば95%の確率で治すことができます。

 

ぜひセルフチェックで見つけていただければと思います。